2021/05/13 22:04

クロスターアルバイテンとは、本来はカトリックの宗教芸術になりますが、日本ではキリスト教になじみがないこともあって、宗教的要素を取り除いた作品が数多く見られます。

本当であれば十字架やキリスト像などが入るところに、エンジェルやカワイイ系のモチーフがよく使われていますね。もちろん、それはそれでアレンジがあってよいと思うのです。しかしながら、本来の伝統工芸とは離れてしまっているのでは?と、私は感じています。もちろん、カワイイ系のものなどのほうがインテリア性もあって好まれるのは確かなのですけれど。けれどそれを「クロスターアルバイテン」と呼ぶことに対して、やっぱり少しばかり抵抗を感じるというか。ある種、海外の日本料理店で提供されている「日本料理」と称されるものが「日本料理」ではないのと同義というか。宗教色を排し、造花やドライフラワーなどとアレンジされたものについては「クロスターアルバイテン」ではない作品ではないか?と私は思うのです。


宗教色を持たせても、美しいものは美しい。素敵に仕上げることも十分できるのです。
その正統性を保つこと。それが、仮にも他国の伝統工芸を教えるうえで最も重要なことだと思っています。

荘厳にも、可憐にも出来る。モチーフに合わせて、カトリックの各種の意味合いや教えを絡ませて。自由自在に自分のイメージを形にする。しかし芯の部分はブレないものが必要です。


ブリヨンネットでは、オーストリアの一級の指導者たちも認める資材会社から直接輸入手続きをしていますので、金銀の純度不足も一切ありません(現地の正統なクロスターアルバイテンでは、純度99.8%以上の金銀メッキが施されていないと使用が認められていません)ので、安心してお使いいただけます。

ベビーキリストのパールの実は、3mmパールとG25。パールのお花はナツメパールとカラーブリヨンのアクアを使用しています。ドッペルブリヨンは内側がG25で外側がG9。参考になさってくださいね。