2016/03/03 18:46
皆さんこんにちは!
先日までの寒さがうそのように和らいで、福岡では土手につくしが顔を出していましたよ♪
今日は、「ブリヨンの品質」についてのお話です。
ブリヨンの品質とは、現地ドイツでもだいたい3ランクほどに分けられます。
ハイクオリティ、ミドル、ローの3種類で、それぞれ製造元が異なるブリヨンです。
作り手が違うと品質も違うのはどこの国でもどんなジャンルでも同じですね。
では、具体的に「ブリヨンの品質」とはどこを見ればよいのでしょうか?
おそらく、一般の方には見分けがつかないと思います。
そこで、日本国内においてより良い制作につなげるために、ここで皆様へお伝えしたいと思います。
【1】ブリヨンのメッキの質
ブリヨンは色んな太さの銅線に金銀メッキを施しているものですが、そのメッキに含まれる金の純度の違いが品質に直結します。
これは以前のブログにも書きましたが、左が当店の取り扱う98%以上の純度の金でメッキされたブリヨンです。
時間の経過で右のように黒ずんでいるんではないのですよ~。元から、金以外の金属が含まれている量が多いほど、純金ゴールドの色とは離れていきます。たとえば、ピンクゴールドと言われる10金や9金などは、主に銅を混ぜてメッキをしているのでピンクがかった色になります。
【2】繊細さの違い
これは、同じように見えるブリヨンでも、そこに使われている元々の銅線の質が悪いと質が全く違ってくるということです。
高品質のブリヨン、ハイクオリティのものは線が太くてもとてもしなやかで、手触りがまるで異なります。低品質のブリヨンはブリヨン自体の重みも少ないため軽く、ビニールなどで保管していると簡単に曲線の型がついてしまったりするものです。
これは、ネットショップで見ただけではなかなか分かりませんよね。
皆様に安心してお使いいただくため、ブリヨンネットの商品はとにかく私自身が使ってみて確かめること。そして長期保管にも耐えられるきちんとした品質のものだけを選んで販売しています。
ブリヨンだけではありません。コルドネットドラートなどでは、低品質のものは撚りが雑で一定でなかったりします。海外商品ですから、たまにそういったものも混じる時がありますが、当店ではそれらは省いて正規の品質のものだけを店頭へ出します。
他店ではまとめ売りなどで、型がついてしまったものをグラム単位で販売している所も見受けられます。そうならないように、当店では細心の注意を払って保管し、更に毎月ドイツへ定期発注することで安定した品質のものを皆様にお届けしています。
【3】現地の指導者も納得の品質のメーカーのものだけをお届け
当店では、現地のクロスターの指導者たちと直接やりとりをしています。現地のトレンドなどを直に聞き、時にはオンラインで技術を乞うこともあります。そんな中で、「〇〇というメーカーのブリヨンは3流だ」とか、「私は使うなら△△社のものね」など、色んな情報を得ることができます。
そういう情報をもとに、選りすぐりのブリヨンメーカーのものを日本へ輸入しています。現地の指導者たちも太鼓判を押す「ハイクオリティ」なブリヨンを是非日本の製作者へ届けたいと思っています。
いかがでしたか?
直接触って使って見なければ分からないブリヨンのことを、少しでもご理解いただいたうえで購入いただきたいと思っています。
単なる資材会社が販売するのではありません。私自身製作者として、高品質のものを求めていたからこそ作ったお店です。
安心してお求めいただければと思います。